PAIN KNOWLEDGE LIBRARY
慢性痛と
トリガーポイント
慢性痛とトリガーポイントを、基礎から詳しく知りたい方へ。定義・歴史・形成機序・治療・FAQまで、当院が積み重ねてきた内容をご案内します。
痛みを一つの原因に決めつけるのではなく、筋・筋膜という見方も含め、問診、動作、触診、身体の反応から個別に考えます。
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症状別に詳しく読む
一般的な解説、安全上の注意、当院で確認する筋肉と動作、関連症例をまとめています。
CHRONIC PAIN
なぜ、痛みは
長引くのか。
診断名だけでは見えない痛みを考える。
痛みが長引く背景には、筋・筋膜の緊張、神経の過敏さ、炎症、関節の状態、姿勢や動作、睡眠や心理的な緊張など、複数の要因が重なっていることがあります。
画像検査で椎間板ヘルニアや関節の変形などを指摘されていても、その所見だけでは、現在感じている痛みのすべてを説明できない場合があります。
当院では、診断名だけで施術する場所を決めません。問診、姿勢や動作、関節の動き、触診、圧痛・関連痛、鍼をした際の反応などを手がかりに、筋・筋膜性疼痛やトリガーポイントが現在の痛みにどのように関係しているかを、一人ひとり個別に考えます。
ACUTE & CHRONIC PAIN
急性痛と慢性痛は、
同じ痛みでも役割が異なります。
急性痛は、けがや炎症など身体の異常を知らせ、患部を守るために生じることが多い痛みです。
原因となる組織の回復に伴って軽くなることが一般的ですが、強い痛み、腫れ、熱感、外傷後の痛みなどでは、骨折や感染、神経の障害を除外するため医療機関での評価が必要です。
慢性痛は、一般に3か月を超えて持続または反復する痛みを指します。最初の組織損傷が落ち着いた後も、筋肉の緊張、神経系の感受性、活動量の低下、睡眠、心理的な緊張、仕事や生活環境などが重なり、痛みが続くことがあります。
「長く続くから我慢する」「画像に異常がないから問題がない」とは考えず、痛みの経過、身体機能、日常生活への影響を改めて見直すことが大切です。
MUSCLE & MYOFASCIAL PAIN
診断名だけでは見えない慢性痛を、
筋・筋膜から考える。
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性関節症などの診断名や画像所見は、病気や身体の構造を理解するうえで大切な情報です。一方で、画像に写る変化と、今感じている痛みの場所や強さ、動作時の症状が必ずしも一致するとは限りません。
そのような慢性痛に、筋肉やその周囲の組織が関係している場合があります。筋肉の中に硬さや過敏な部位が生じると、押した場所だけでなく、離れた場所に普段の痛みを感じることがあります。これを関連痛といい、その反応を起こす部位をトリガーポイントと呼びます。
痛みが長く続くと、硬くなった筋肉が本来の働きを発揮しにくくなり、同じ働きを補う筋肉の負担が増えることがあります。さらに、痛みをかばう姿勢や動作によって別の場所にも負担がかかり、症状に関係する筋肉が増えていく場合があります。
当院では、診断名だけで施術する場所を決めません。これまでの検査や治療経過を伺い、姿勢や動作、関節の動き、触診、圧痛・関連痛、鍼をした際の響き、施術後の変化を重ね、現在の痛みに最も関係する筋肉を探します。
ただし、すべての慢性痛が筋・筋膜性疼痛やトリガーポイントで説明できるわけではありません。
CHRONIC PAIN & TRIGGER POINTS
慢性痛には、トリガーポイントが
関わっていることが多くあります。
当院の臨床では、長く続く痛みにトリガーポイントが関わっているケースを非常に多くみます。痛む場所そのものではなく、離れた筋肉にあるトリガーポイントが、普段感じている痛みを引き起こしていることもあります。
痛みが長引くと、悪くなった筋肉が十分に働きにくくなり、同じ働きを補う筋肉へ負担が広がります。さらに、痛みをかばう姿勢や動作によって別の筋肉にも緊張が続き、トリガーポイントが複数に増えていく場合があります。強い痛みに隠れていた別の場所が、施術が進むにつれて明確になることもあります。
当院では、筋の硬さや過敏さ、押したときに現れる圧痛・関連痛、鍼をした際の響き、筋がゆるむ反応、抜鍼後の変化を重ね、現在の痛みに最も関係する筋肉とトリガーポイントを探します。
すべての慢性痛がトリガーポイントだけで説明できるわけではありません。診断や症状に応じて、医療機関での評価を優先します。
TRIGGER POINT GUIDE
トリガーポイントを、
基礎から詳しく。
定義、歴史、日本での研究、ツボとの関係、形成機序、治療、FAQまで、当院が積み重ねてきた内容をテーマごとにご案内します。
- 01
トリガーポイントとは
定義、関連痛、痛む場所と発痛部位が異なる場合について。
詳しく読む → - 02
歴史
関連痛の研究から、筋・筋膜性疼痛とトリガーポイント概念の発展まで。
詳しく読む → - 03
日本での研究
日本における基礎研究、鍼療法への応用と技術の変遷。
詳しく読む → - 04
ツボとの関係
経穴・阿是穴と、身体の反応点としてのトリガーポイントを考えます。
詳しく読む → - 05
形成機序
受容器の感作など複数の仮説を、確立事項と未解明部分に分けて説明。
詳しく読む → - 06
治療
注射、手技、鍼療法の位置づけと、当院での触診・刺鍼・再評価。
詳しく読む → - 07
FAQ
刺激、回数、施術後の反応、再発、適応、安全性などの疑問へ回答。
詳しく読む →
MEDICAL ATTENTION FIRST
次のような場合は、
医療機関への相談を優先してください。
鍼灸が適しているかを考える前に、病気や外傷の確認が必要な痛みがあります。以下は代表的な目安であり、すべてを網羅するものではありません。判断に迷う場合も医療機関へご相談ください。
- 突然の激しい痛み、急速に悪化する痛みこれまでにない強い痛みや、短時間で状態が変化した場合。
- 大きな転倒・事故・外傷後の痛み骨折や組織損傷の確認が必要な場合があります。
- 発熱、強い腫れ・赤み・熱感、原因不明の体重減少感染や全身性疾患などを除外する必要があります。
- 進行する筋力低下やしびれ、歩行の急な変化神経の障害が疑われる場合は、早めの診療が必要です。
- 排尿・排便の異常、会陰部の感覚低下を伴う腰痛緊急性の高い神経症状の可能性があるため、速やかに受診してください。
- 胸痛、強い息苦しさ、冷汗、意識の変化を伴う痛み救急要請を含め、直ちに医療機関へ相談してください。
- 突然の激しい頭痛、発熱や麻痺・しびれを伴う頭痛初めて経験する強い頭痛や、数週間で悪化する頭痛も先に医療機関で診断を受けてください。
当院での問診中に医療機関での確認が必要と考えられた場合は、施術を行わず受診をご案内することがあります。
REFERENCE
安全に関する参考情報
慢性痛の期間と多因子性は国際疼痛学会、腰痛の診断と医療機関へ相談すべき症状は日本整形外科学会、頭痛の受診目安は日本頭痛学会の一般向け解説を参照しています。急性腰痛への鍼については、無作為化比較試験をまとめた研究も参照し、効果を断定しない表現としています。
STORIES & ACTIVITIES
院長の歩みと活動記録
REVIEWS & EXTERNAL PROFILES
外部サイトでの情報と評価
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このページの執筆・情報について
情報の区別:国際疼痛学会などの資料に基づく一般的な知見と、当院の臨床経験から得た施術上の見方を区別して記載しています。臨床経験は研究結果ではなく、施術効果を保証するものでもありません。