46歳、女性、会社員。主な症状は、左臀部痛と左下腿外側のしびれで立位が辛い。既往歴は、20年くらい前に左下肢前部に打撲。家族歴としては、母親が変形性股関節症で人工股関節置換術の手術を受けている。
もともと右股関節が少し固い自覚症状があった。先週から忙しく、咳も出ていた。一昨日に腰が痛くなり、昨日から左臀部の激痛と下腿外側のしびれがあり昨晩は眠れなかった。今日、慈恵会医大に行った。レントゲン検査の結果、椎間板の1か所が狭くなっているとの所見。MRIは眉のタトゥーのため実施せず。結局、薬を処方されたのみだった。
平成27年2月4日、初診来院。仰臥位でマッサージしたところ、疼痛が増悪し、側臥位にて施行。
2月9日、再来院。だいぶ楽になったが、すねの前の痛みとしびれが残る。トリガーポイントに刺鍼したところ、感作の消退が確認できた。
2月16日、3回目来院。臀部痛と下腿部しびれは、ほとんどなくなった。肩こりもあるとのことで、マッサージを施行する。
3回の施療で疼痛・しびれが著明に改善され、予後は良好。
(※治療効果は人により異なります)