関節の慢性疼痛、手術療法

関節、筋・骨格系の慢性疼痛治療で、保存療法によっても十分な効果が得られなかったり、症状が改善されず日常生活・仕事に支障があるときは、手術療法が検討されます。

  • 関節鏡視下手術(直視下法より低侵襲。手術機器の発達にともない、適応が拡大しています)
  • 骨切り術(入院期間、リハビリに時間がかかるなどで、手術数は減少傾向が見られます)
  • 人工関節置換術(片側置換術と全置換術があります。15年から20年で再手術が必要)
  • 関節固定術(人工関節適応外に行われることがあります)
  • 椎間板切除術(椎間板ヘルニアで、神経を圧迫している椎間板を切除します)
  • 椎弓切除術(脊柱管狭窄症で、圧迫を受けている神経の除圧。切除範囲は広くなります)
  • 脊椎固定術(脊柱管狭窄症、すべり症などで除圧後、患者の骨や人工骨で固定する術式です)

などが行われます。関節周辺の慢性疼痛治療では最も侵襲性が高いものです。しかし保存療法でも、内服薬等の長期間服用で現れる副作用のデメリットがあります。

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