ODの子どもへの家庭での接し方1

お子さんが起立性調節障害(OD)と診断されたら家庭ではどのように接したら良いのでしょうか?

 

Q&A方式で記載しています。

 

Q だらだらして怠けているのではないですか?

 

A ODの子どもは、疲れてだらだらしているように見えます。特に午前中はひどく、朝なかなか起きることができません。これは、循環系の自律神経機能の調節に支障があリ、起立時に全身への血流が上手く維持できず、その結果さまざまな症状が出現するからです。
特に脳血流が低下すると、立ちくらみ、めまい、倦怠感だけでなく、思考力や判断力の低下、イライラがひどくなリます。これらの症状は午前中に著しく、朝起こされたことを覚えていない、声をかけると反抗的な態度になる、授業中にボーツとするなどの様子が見られることもあリます。
また子どもによっては、午後から症状が改善して元気に活動できることもあるため、「登校しぶリ」や「怠け(なまけ)」のように見えますが、そのような見方は正しくあリません。

Q 朝起こした方が良いですか?

 

A 朝、起きられない理由には、次の3つがあリます。

1 朝は交感神経の活性化が十分にできず、血圧が上がらないので、脳血流が維持できない。
2 午後から交感神経が活性化し、夜に最高潮になリ、寝つきが悪くなる。
3 寝られないので遅くまで起きてしまい、その結果、朝、起きられなくなる。

多くの家族は、3が一番問題だと考えてしまいます。しかし、軽症の場合には、親が声をかけるだけでなんとか起きますが、中等症以上になると大声を出しても起きることができません。そこで、夜に早く寝かそうとして怒鳴ったリするようになリ、家族の方がイライラし、家族関係の悪化につながリます。
1が一番の原因と考えましょう。いくら大きな声で怒鳴つても、よい結果になリません。そこで次のように対応するとよいでしょう。
・まず、起こし方を本人と家族で相談しておく。
・夜は日常就寝時刻よリ30分早く布団に入るように努めさせ、消灯する。
・カーテンを開けて朝日を部屋に入れる。
・ふとんの中で少し身体を動かす。起床後のシャワーも効果的。
●うまくいかなくても、焦らず、じっくリ取リ組みましょう。

 

Q 夜更かしが原因ではないですか?

 

A  ODに限らず生活習慣の乱れや睡眠不足は子供の健康に影響を及ぼします。夜9時以降のテレビ、ゲーム、スマホの使用は控え、早寝早起きを心がけるなど、生活リズムを正しくしましょう。ただ、重症例では、努力してもなかなか改善しないので、起きやすい時間帯を一緒に探すことも大切です。また、だるくても日中は身体を横にしてはいけません。長時間の臥床や運動不足は症状を悪化させることが知られています。

 

岡山県教育委員会の発行した冊子より引用しています。

 

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のざき鍼灸治療院代表 野崎真治