トリガーポイントが原因の痛みと諸症状

運動器の症状

全ての慢性痛(腰痛、肩こり、膝・股関節などの関節痛、腱鞘炎、ムチ打ち症など)、スポーツ障害、可動域の低下、歩行障害など

神経系の症状

神経痛、自律神経失調症、頭痛、不眠、めまいなど

臓器の機能障害

胃炎、食欲不振、便秘、下痢、肝機能障害、腎機能障害、間質性膀胱炎、眼精疲労、耳鳴りなど

その他症状

更年期障害、冷え性、生理痛、免疫力の低下など

のざき鍼灸治療院、トリガーポイント治療の症例

症例1 50代 女性 会社員 主訴:膝の痛み
数年前より左膝に痛みがあり、その痛みが特にひどい時は注射を受けていた。ここ数ヶ月痛みがひどく、正座ができなくなっただけでなく、階段の下りも、一段ずつでないとできなくなったとのこと。
注射と電気治療を続けていたが、良くならないため来院。整形外科では変形による痛みなので仕方ないと言われていたそうです。太ももの表や裏の筋肉、ふくらはぎの筋肉などを約15回にわたり治療したところ、階段はもちろん、正座も可能になりました。(※治療効果は人により異なります)

症例2 20代 女性 会社員 主訴:腱鞘炎
仕事で手を酷使し発症。親指を少し動かすだけでも痛みがあり、家事などもできなくなってしまったとのこと。
整形外科にて安静を指示されるとともに、ステロイド注射2回、ほぼ毎日電気や温熱治療を続けるも、変化なく当院を受診されました。前腕の筋肉から腱にいたるまで、鍼治療をし、3回で全く痛みがなくなり、治癒となりました。(※治療効果は人により異なります)

症例3 20代 女性 会社員 主訴:椎間板ヘルニア
数年前に、お尻から足にかけてのひどい痛みとしびれで、歩くこともつらくなり整形外科を受診。MRIにて腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛との診断で、牽引などの理学療法を一年にわたり継続し、よくなったそうです。
今回、数ヶ月前に下にあったものを拾おうと、腰をかがめた際に痛めたらしく、立っているだけで、足の痛みとしびれがでてきたそうです。
再発したかと思い、当院に来院。中殿筋というお尻の筋肉を治療したところ、1回でほぼ足の痛み、しびれが無くなり2回で治癒となりました。(※治療効果は人により異なります)

症例4 20代 男性 会社員 主訴:膝の痛み
左膝が昨日から伸ばせないとのことで来院。
お話を聞くと3年前にモトクロスで、左膝後十字靭帯を完全断裂したということでしたが、今回は2日前に引越し作業をおこない、そのために大腿部の筋肉に過剰な負担がかかり発症したと思われます。
膝を視診すると、外側広筋という筋肉の辺りに脹れが見られました。触診すると「それです!」、さらに膝蓋骨(膝のお皿)の下の靭帯にもトリガーポイントを発見。はり治療をおこないました。
治療の3日後に、完全に膝が伸ばせるようになりました。その翌日にもう1度来院され、脹れがまだ残っていたので、脹れをひかせるための、はり、マッサージをおこない治癒。(※治療効果は人により異なります)

このように、トリガーポイント治療は治療後数日間に渡り、治癒反応(治そうとする働き)が続きますので、その場では症状が消失しなくても、何日か後に楽になったということもよくあります。
また、治療後数日間、重さやだるさ、痛みなどが残ることもありますが、治癒反応の過程の一過性の症状ですので心配ありません。むしろその反応が取れた後にぐっと良くなることが、よくみられます。